ニュージーランド=ラタン機が緊急着陸=ブラジル人乗客も負傷
11日、オーストラリアのシドニーとチリのサンチアゴを結ぶラタン機の飛行機(LA800)が、オーストラリアからニュージーランドに向かう洋上で突如、高度が落ち、ニュージーランドのオークランドに緊急着陸したと同日付G1サイト(1)が報じた。
事故が起きたのは現地時間の11日16時26分(ブラジリア時間の0時26分)で、乗員・乗客合わせて264人を乗せたLA800はサンチアゴに向かっていたが、シドニーを発ってから間がないニュージーランドとの間の洋上で、突然、高度が落ち、緊急着陸を余儀なくされた。
事故の原因は調査中だが、ラタン社によると、急な高度低下の際、機体全体が大きくゆすられるような衝撃を受け、乗客の一部が客室の天井に頭をぶつけたりしてけがをした。
オークランドの空港に緊急着陸後、けがをした乗客ら約50人は救急隊員による対応を受け、内13人が病院にも運ばれた。病院に運ばれたのは乗員3人と乗客10人で、乗客の内訳は伯人2人、フランス人1人、オーストラリア人4人、チリ人1人、ニュージーランド人2人だという。負傷者別の状態は発表されていないが、大半は既に退院許可を得ており、乗客と乗員各1人(国籍未発表)が追加の医療措置を受けているという。乗客1人は重傷のようだが、死亡リスクのある負傷者はいないとされている。