15日まで40度近くの猛暑=サンパウロ州内陸部など5州で
今年に入り3度目の熱波で、サンパウロ州内陸部を含む地域では40度近くの高温を記録しそうだと、12日付G1サイト(1)が報じている。
国立気象観測所(Inmet)によると、11~15日は熱波で危険な状態となるところが5州あるという。その5州とはリオ・グランデ・ド・スル州、サンタカタリーナ州、パラナ州、サンパウロ州、南マット・グロッソ州で、南マット・グロッソを除く4州は海岸部、東部は含んでおらず、南マット・グロッソ州は北部を含んでいない。
Inmetによると、この期間中の気温は平年の月間平均気温を5度上回るほど暑くなるという。
気象予報サイト、クリマテンポの気象予報士ファビオ・ルエンゴ氏によると、この暑さは大気団が居座り、寒冷前線が国内に入り、進むのを妨げていることでブラジル中部の熱波が強まって起きているのだという。
同氏によると、この熱波もエル・ニーニョ現象の影響の一つだ。エルニーニョ現象のピークは昨年末に過ぎたものの、影響は4月まで残るとみられている。