ダニ容疑者=100万ユーロで保釈へ=ネイマール父が支払いか?
スペインの裁判所は20日、強姦罪で4年半の実刑判決を受けた国際的なサッカー選手、ダニ・アウヴェス被告に対して、100万ユーロの保釈金で釈放との判決を下した。20日付CNNブラジル(1)が報じている。
ダニ被告は2月22日、2022年12月にスペインのバルセロナのナイトクラブのトイレで当時23歳の女性を強姦した嫌疑で4年半の実刑判決を受けた。
これに対し、同容疑者の弁護士が訴えを起こし、5万ユーロの保釈金での釈放を求めたが、今回の判決はこの訴えに応えたものだ。
ダニ被告は100万ユーロで保釈可能となるが、それと同時に、ブラジルとスペインのパスポートは没収され、週に一度、裁判所に出廷し、報告義務を課せられることになる。また、原告女性と連絡と取ることや、1キロ以内に近づくことも禁じられている。
2月の判決では、当初、検察側が9年を要求した刑期が半分となったが、その背景にはバルセロナFC時代の同僚であったネイマールの一家から罰金支払いでの援助があったためだった。
そのため、スペインの現地紙「ラ・ヴァングアラディア」は、ダニ被告が今回もネイマールの父親に保釈金を求めると予測。また、それには時間を要するため、すぐの釈放はないであろうと見ている。