CPTM=11号線で朝に運行中断=濡れタオルで電気系統故障
22日朝、CPTM(パウリスタ都電)11号線で電気系統がショートを起こし、運行が中断。回復までに2時間以上を要し、通勤、通学客らが足を奪われた。同日付G1サイト(1)が報じている。
CPTMによると、午前6時45分頃にルス駅付近の線路上の架線連結部に濡れた布が投げ込まれて、ショートが起き、煙まで出る状態になったという。
その影響でルス〜ブラス〜タトゥアペ駅間で電車が止まる事態が発生。乗客は下車し、線路上を歩いて移動せざるを得ない状況となった。
11号線はサンパウロ市中央部から東に延び、大サンパウロ市圏のスザノやモジ・ダス・クルゼスなどからの利用者もある線で、ルス駅で地下鉄の1、4号線とCPTMの7、13号線、ブラスでも地下鉄3号線とCPTMの7、10、12号線のように、他の路線と連結する駅でもあるため、利用者も多い上に、ラッシュアワーも重なって、駅の構内が人でごった返した。
CPTM側が電気の架線に巻き付いて焦げた布を除去するなどの対応を行ったことで、午前9時頃には運行が正常化した。だが、ルス駅から発車し、グアルーリョス国際空港駅までつながる13号線の運行はこの時間になってもまだ中断されたままだった。
CPTMによると、今回のような事件に加え、銅線窃盗などの被害も相次いでおり、運行が妨害されるケースが増えているという。