ダニ・アウヴェス=14カ月ぶりに出所=100万ユーロの保釈金払い
スペインでの強姦容疑で実刑を言い渡されたサッカー元ブラジル代表のダニ・アウヴェス被告が100万ユーロの保釈金を払い、保釈された。25日付フォーリャ紙(1)が報じている。
ダニ被告は25日、現地時間の16時25分に、弁護士のイネス・グアルディオラ氏に伴われながらバルセロナのブリアンズ第2刑務所から出所した。同被告は2023年1月20日に逮捕されており、14カ月と5日ぶりに自由の身となった。
ダニ被告は2022年12月にバルセロナのナイトクラブのトイレで23歳の女性を強姦した容疑で逮捕され、今年の2月22日に4年6カ月の実刑判決を受けたが、20日に100万ユーロ(550万レアル)を支払えば保釈されるとの許可を得ていた。
ダニ被告は今回、企業家を頼って保釈を捻出したと言われている。同選手は収監中にも、バルセロナFC在籍中に同僚だったネイマールの一家を頼って罰金の支払いを行っており、それが検察の求めた9年間の半分の4年半への刑期短縮につながっていた。
だが、今回は断罪後であることを理由にネイマールの父親が保釈金支払いの可能性を否定。社会的な批判もあり、ネイマール一家を頼ることはできなかった。
ただし、この保釈は一時的なもので、最終審理で判決が覆らなければ、再び実刑に服さなければならなくなる。また、現状では、伯国とスペインの旅券を提出し、毎週金曜日にカタルーニャの高等裁判所に出頭して報告を行うことが義務付けられており、被害者との接触や接近、国外に出ることが禁じられている。