ボルソナロ=ジウマール判事の弟支持=MT州の小市の市長候補
ボルソナロ前大統領は最高裁のジウマール・メンデス判事の弟を市長候補として支持することに決めた。9日付CNNブラジル(1)やフォーリャ紙(2)などが報じている。
前大統領が支持を行うのは、マット・グロッソ州ジアマンチーノの市長選に出馬するフランシスコ・メンデス氏だ。ジアマンチーノは州都クイアバーから182キロ離れた人口2万2千人の市だ。
フランシスコ氏は2001〜08年に同市の市長を2期務めているが、復帰を望んで出馬する。同氏はウニオンの所属だが、副候補がボルソナロ氏の自由党(PL)であることで支持を決めた。
ボルソナロ氏はジアマンチーノのフランシスコ氏の自宅まで赴き、支持を正式に決めている。その際、前大統領はジウマール氏にも短い電話をかけ、挨拶を行なっている。電話は同席していたウェリントン・ファグンデス上議(PL)が仲立ちして実現した。
ジウマール氏はボルソナロ氏がフランシスコ氏を支持するという話に関して、「いかにもマット・グロッソ的な話だ」と話している。同市の2022年の大統領選でのボルソナロ氏への投票率は62・94%だった。
ジウマール氏とボルソナロ氏の関係は大統領在任中も良い方ではなく、連邦警察の捜査で見つかった2022年大統領選の結果を変える法案(ミヌタ)の草案では、アレッシャンドレ・デ・モラエス判事と共に逮捕されることになっていたが、ボルソナロ氏がジウマール氏逮捕に関しては提案を却下したとされている。