秋の熱波=来週の後半まで延長か=平年より7度暑いところも

当初は今週までと見られていた中西部や南東部を中心とする熱波が長引き、来週後半まで続くとの予報が出ている。4月30日付G1サイト(1)が報じている。
4月22日頃から観測されている熱波は、マット・グロッソ、ゴイアス、ミナス・ジェライス、エスピリトサントの各州中央部辺りから、南マット・グロッソ州、サンパウロ州、リオ州、パラナ州、サンタカタリーナ州を覆う形で広がっている。
この熱波は、熱帯高気圧が寒冷前線の接近をブロックしているために起きている。高気圧下にある州では気温が平年より3~5度、場所によっては5度以上高くなっている。一例は4月28日のリオ市で、暦の上では秋なのに38度を記録した。
国立気象観測所(Inmet)によると、寒冷前線が接近できない状態が長引くことにより、この熱波の期間が5月10日あたりまで伸びそうだという。
また、この期間中の暑さのピークは2回あると見られており、気温が平年を7度上回るところも出てきそうだという。