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報道の自由=ブラジルは10ランクアップも=国際的にレベル低下とも

2024年5月4日

 3日に発表された最新の「報道の自由」ランキングで、ブラジルがランクを10上げ、180カ国中82位となった。3日付フォーリャ紙(1)が報じている。
 このランキングはフランスの非政府団体「国境なき記者団(RSF)」が毎年発表しているもので、ブラジルは前年度の92位から10ランク上がった。
 「ブラジルはボルソナロ政権と比べて、ジャーナリズムの実践にとってより有利なシナリオになるという期待を確認してきた」と、同団体のラテンアメリカ事務局のディレクター、アルトゥール・ロメウ氏は語っている。
 ボルソナロ前大統領はジャーナリストに対する暴言や批判で知られ、その件で抱えた訴訟も少なくなかった。ボルソナロ政権3年目の2021年のランキングは過去最悪の111位に落ち、ボリビアやニカラグア、ロシア、フィリピン、インド、トルコといった国々と同レベルの「レッド・ゾーン」と呼ばれるグループに入れられていた。
 だが、ブラジルがランクを上げた一方、多くの国では報道の自由のレベルが落ちている。とりわけ落ち込みが激しいのは、政治部門だという。「報道の自由に対する政治当局からの圧力が増しており、職業上の自由行使に関連した犯罪では司法へのアクセスが保証されていない」上、当局による大規模な偽情報キャンペーンで報道に対する社会の不信感が増すと、政府に対する監視が低下して二極化が進み、選挙での利益まで生むという。


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