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自然災害リスクは国内5位=非常事態下のポ・アレグレ市

2024年6月14日

大水害で使い物にならなくなった家具類や瓦礫などでできた山(13日付BBCブラジルの記事の一部)
大水害で使い物にならなくなった家具類や瓦礫などでできた山(13日付BBCブラジルの記事の一部)

 ブラジル地質調査所によると、リオ・グランデ・ド・スル州州都のポルト・アレグレ(PA)市は自然災害のリスクが高い自治体第5位で、地滑りや洪水、鉄砲水の危険地域が142カ所(内51カ所は非常に危険)ある。上位4市はミナス州オウロ・プレット、リオ州ノヴァ・フリブルゴ、サンタカタリーナ州ブルスケ、ペルナンブコ州グアララペスだと5月25日付R7サイト(1)が報じた。
 13日付G1サイト(2)によると、PA市はまだ非常事態宣言下にあり、北部には冠水道路が残っている。また、災害残留物に対する緊急計画がなかったため、水が引いた所には今も、使い物にならなくなった家具や瓦礫などが山のように積まれており、雨が降ればゴミで排水溝や排水口が詰まるといった問題も発生する。
 PA市役所は10日までに4万8300トンのゴミを回収したが、清掃員800人では足らず、11日に256人を追加採用。ゴミの捨て場問題は未解決だ。
 被災市を悩ませている問題の一つは医療機関も被災したことで、13日付アジェンシア・ブラジル(3)によると、市全域が浸水したエルドラード・ド・スル市には13日、医師と看護師、看護技師各2人からなる国家治安部隊の医療班が派遣され、市民らに対応した。
 保健省によると、州内4市(PA、カノアス、サンレオポルド、ノヴォ・アンブルゴ)に設けた野戦病院は5月5日の開設以降、1万4100人に対応。12日付保健省公式サイト(4)によると、同州内の市保健局の要請を受け、病床不足に対応するため、594床を増すために3200万レアルを投じるという省令が11日に出たという。


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