サッカー=「史上最悪のセレソン」=ロナウジーニョ批判で物議

ブラジルサッカーの名選手、ロナウジーニョ・ガウッショがコパ・アメリカのために招集されたブラジル代表(セレソン)に対して、「史上最悪」「コパ・アメリカの試合は見ない」と批判し、物議を醸している。15日付グローボエスポルテ(1)(2)が報じている。
これはロナウジーニョが15日にネット上で行った投稿の内容だ。ロナウジーニョは「今のセレソンは近年でも最悪のチームだ。チームを引っ張ろうとする自覚に欠け、まあまあの選手が集まっているだけだ」とセレソンを批判し、「幼い頃からずっとサッカーを追いかけてきた者としては悲しいが、コパ・アメリカの試合を見るつもりはない。仮に優勝しても祝うこともない」と記した。
この批判に対し、セレソンのラフィーニャは、「僕だけでなく、セレソンのみんなが驚いている。彼は僕らの前でそんなことを言ったことは一度もなく、それどころかいつも熱心に応援してくれていた」とショックを隠せず、「彼が言ったことに僕たちは同意しない。僕も3年間セレソンのユニフォームを着ているけれど、着るたびにセレソンのユニフォームに誇りに感じている」と反論している。
ラフィーニャはさらに、ロナウジーニョの発言を不審がり、「つい先日も、彼はヴィニシウス・ジュニオルを通じてコパ・アメリカのチケットの手配をしていて、僕らはそれを知っているのだが」と矛盾点を指摘。「これまで、理想の選手として尊敬してきていたのに」と失望を隠さなかった。
ロナウジーニョは2002年のW杯優勝の立役者で、世界最優秀選手のバロンドールにも輝いているが、重婚疑惑やパスポート偽造嫌疑での逮捕など、トラブルの多さでも知られている。