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リオ州カーボ・フリオ=観光客乗せたボートが爆発=1カ月余りで3度目の事故

2024年6月19日

病院に運び込まれる負傷者(©Agencia Rlagos Noticias)
病院に運び込まれる負傷者(©Agencia Rlagos Noticias)

 17日午後、エスピリトサント州州都ヴィトリアからの観光客を乗せたモーターボートが、カーボ・フリオ市沖で爆発事故を起こし、乗客10人が負傷したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
 爆発事故が起きたのは日本人島(Ilha do Japonês)の近くで、消防によると、カーボ・フリオ市とサンペドロ・ダ・アルデイア市の消防の救急隊が救出した負傷者の内3人(22~35歳の成人)はカーボ・フリオ市内の救急診療所(UPA)に運ばれた。

5月10日の事故で火災が起きたボート(17日付G1サイトの記事の一部)
5月10日の事故で火災が起きたボート(17日付G1サイトの記事の一部)

 他方、カーボ・フリオ市役所は、残りの7人が同市中央部の救急中央病院に運ばれたが、1歳半、4歳、5歳の子供3人と37歳の成人は複数個所に重度の火傷を負っていたため、火傷患者に対応できる専門科のあるリオ州の病院二つに移したと発表した。
 カーボ・フリオ市の救急病院での診断後もそこに留まった成人患者3人の内、1人は軽傷だが、2人は治療と観察を続けているという。
 乗客総数は不明だが、乗客の一人は、爆発が起きたのはラゴス地方の海岸を巡るツアーを開始後間もなく、燃料を補給した直後で、火災発生はなかったと語っている。
 カーボ・フリオ沖での爆発事故は1カ月余りで3度目だ。最初の事故は5月10日で、イタジュル水路と日本人島の間で爆発が起き、船長と乗客計6人が負傷した。この時の乗客はミナス州イタグアラから来た家族で、モーターを一時停止した後に再起動した時、爆発した。負傷者の内3人は4~9歳の子供で、9歳女児は34歳の父親と共に現在も入院加療中。29歳の母親と共に入院していた8歳男児は、母親が退院許可を得たために父親達と同じ病院に移される。父親と同じ病院にいた4歳男児は5歳の誕生日の17日に退院許可が出たという。
 もう1件は5月17日で、カーボ・フリオ沖のパパガイオ島の近くで爆発が起きたが、成人客5人は爆発と同時に海に飛び込み、無傷で済んだという。(2)(3)


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