マドリッド発ウルグアイ行=国際線がナタルに緊急着陸=乱気流で乗客30人が負傷

1日、スペイン発ウルグアイ行きの飛行機が乱気流に巻き込まれ、リオ・グランデ・ド・ノルテ(RN)州ナタルの空港に緊急着陸。30人が病院に運ばれた。同日付CNNブラジル(1)などが報じている。
この飛行機はエア・ヨーロッパ社のボーイング787―9ドリームライナー号だ。325人を乗せた飛行機はスペインのマドリッドを発ち、ウルグアイのモンテヴィデオに向かう予定だった。
だが、激しい乱気流に直面したため、これ以上の飛行が困難となり、RN州ナタルのアルイージオ・アルヴェス国際空港に緊急着陸することになった。
同空港の滑走路には管理会社が手配した移動式緊急医療サービス(SAMU)の救急車15台が待ち受けており、30人が直接、ナタル市のモンセニョール・ワルフレッド・グルジェル病院などに運ばれた。
エア・ヨーロッパ社によると、飛行機は乱気流でかなり揺れたため、7人が強度の打撲傷などで治療を受けた。残りは軽度の打撲傷で、擦り傷やアザなどができたという。
また、同社によると、乱気流に遭った便の乗客は、同日中に別の飛行機を派遣して目的地のモンテヴィデオに運ぶ予定だという。また、技術者も送り、事故機の損傷の度合いも精査することを約束している。機内の様子を撮影したビデオによると、少なくとも客室の荷物棚が損傷したことが確認できるという。