ペトロブラス=ガソリン代などの値上げ発表=リットルあたり3レアル台に

8日、ペトロブラスがガソリンと家庭用の天然ガスの値上げを発表。9日から実施されている。2023年5月の価格設定の変更以降、初めて、ガソリンが1リットルあたり3レアルを超えた。同日付G1サイト(1)が報じている。
今回の価格変更により、ガソリンは1リットルあたり0・20レアル(7・11%)高くなり、3・01レアルとなった。家庭用の13キロ入り液化ガスの価格は3・10レアル(9・6%)高くなり、34・70レアルとなった。
ガソリン価格の変更は今年に入ってからは初めてで、昨年10月以来の変動となる。この時は0・12レアル下がり、1リットルあたり2・81レアルとなっていた。
なお、ディーゼル油の価格は、1リットルにつき4・05レアルのままだ。この価格は2023年10月21日以来、変わっていない。
家庭用ガス(ボチジョン)の価格変更は2023年7月以来となる。
ペトロブラスの燃料価格はテメル政権時代に国際価格に準じる形になったが、ボルソナロ政権時代に一時、ガソリンで3・86レアル、ディーゼル油で5・61レアルまで上がるなど高騰。その当時は州税の商品流通サービス税(ICMS)を下げるなどして対応したが、ルーラ政権移行後の2023年5月に国際原油価格に準ずる価格設定をやめ、以降、下降傾向にあった。