中銀が経済活動指数発表=5月は0・25%の成長

中銀が15日、5月の経済活動指数(IBC‐Br)は前月比で0・25%成長と発表したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
5月のIBC‐Brは148・86ポイントで、季節調整後は149・60ポイントとなった。4月の指数は149・23ポイントだった。
2023年5月の実測指数は146・95ポイント、季節調整後の指数は145・93ポイントで、1・3%上昇した。1~5月は2・01%、12カ月間では1・66%の増加だった。
IBC‐Brは地理統計院(IBGE)が集計する国内総生産(GDP)の先取り指数とされ、経済の成長予測に使われる。また、中銀が経済基本金利(Selic)を決める際に使用する基準の一つでもある。
なお、15日付アジェンシア・ブラジル(2)によれば、同日は、経済の動向予測調査「フォーカス」の結果も発表された。市場関係者は今回、今年末時点の広範囲消費者物価指数(IPCA)の予測値を4・02%から4%に下方修正した。
25年末の予測値は3・88%が3・9%に引き上げられた。26、27年の予測値は3・6%と3・5%となっている。
IPCAの予測値はインフレ目標中央値の3%を上回ったが、上限の4・5%は下回っており、年末時点のSelicの予測値は10・5%のままだ。
今年のGDP予測値は2・1%が2・11%に微増。25年は1・97%、26、27年は2%となっている。