サッカー=ファンの行き過ぎ行為問題に=相手側オーナーの人形首吊り

17日、リオ市で、サッカークラブ、パルメイラスのオーナーとブラジルサッカー連盟(CBF)会長の写真を顔に貼った人形が橋から首吊り状態でさらされ、問題となった。同日付テラ・サイト(1)が報じている。
同日夜はリオ市ニウトン・サントス・スタジアムで全国選手権の首位攻防戦、ボタフォゴ対パルメイラス戦が行われたが、試合の前にボタフォゴ応援団関連のX(旧ツイッター)のアカウントで、パルメイラスのオーナー、レイラ・ペレイラ氏とCBF会長のエジナルド・ロドリゲス氏の写真を貼り、橋から吊りさげた人形の動画が拡散された。
投稿には、「空気は敵意で溢れている。ボタフォゴ応援団は既にパルメイラス・ファンに対し、リオでは歓迎されないというメッセージを残し始めている」とも記されていた。
この写真に対する批判は即座にネット上で沸き上がった。レイラ氏自身も、「このような犯罪行為が行われたのは残念だ。サッカーのライバル心はあくまでもグラウンドの中にとどめておくべきだ」との声明を発表している(2)。
同様の問題は2023年1月、スペインのマドリッドでレアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオルが経験している。その時はレアルのライバル・チーム、アトレチコ・マドリードのファンが同様に、彼のユニフォームを着せた人形を橋から首吊りにしており、「黒人差別」として国際問題に発展した。
首位攻防戦はボタフォゴがパルメイラスに1対0で勝利している。