パリ五輪=連邦警察官も初参加=公安や諜報活動などに

26日から開幕するパリ五輪には、ブラジルの連邦警察官も警備その他の活動に参加することになったと21日付G1サイト(1)が報じた。
連警が他国開催の五輪大会の警備にあたるのは初めてだ。ブラジルの連邦警察官が参加するのは公安、国際協力、テロの予防と抑圧を目的とした諜報活動の三つの分野だ。
ブラジルの連警は44カ国、約1700人の警察官からなる国際治安グループの一部だ。これらの警察官の内、14人はブラジルのオリンピック代表団の警備活動に直接参加している。
また、他の警察官2人も、ブラジルのオリンピック委員会(COB)と直接連絡を取り、競技者の安全確保のための支援を提供する予定だ。
他の警察官2人はフランス当局と連携する外国連絡員ネットワークの一環として、国際協力センター(CCI)で勤務する。同センターの活動は、テロや過激な運動の防止に重点を置いている。
連警は警察官の派遣に際し、「フランスに派遣される連邦警察官の分隊はCCIとの連絡官の一員であるだけでなく、パリオリンピック及びパラリンピックの期間中に任務に就く警察官が、あらゆる業務を効果的かつ効率的に行うことができるよう、調整や支援を行う責任を負っている」と語った。