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電力盗用が電気代にも影響=最大で13・4%値上げも

2024年7月31日

電気を盗むための細工が施された電柱(Reproducao)
電気を盗むための細工が施された電柱(Reproducao)

 電柱や電線に不法アクセスし、金も払わずに電気を使う、「ガット」と呼ばれる違法行為のため、2023年は消費者が最大で13・4%多く電気代を支払っていたと、29日付G1サイト(1)が報じている。
 正規の消費者は電力使用量を記録するメーターを設置し、使用量に応じた料金を支払っているが、ガットと呼ばれる違法行為ではメーターもつけず、無料で電力を使っている。
 国家電力庁(Aneel)がまとめた被害状況の報告書によると、2023年のガットによる被害は99億レアルで、そのしわ寄せを受けた一般消費者は、69億レアル分を負担していたという。
 住民の負担が最も多かったのはマナウス州の電力会社アマゾナス・エネルジアで、利用者は13・4%余分に電気代を払わなくてはならなかったという。
 これに続くのがリオのLight社の10・5%増で、アマパー州のエクアトリアル社の顧客も8・2%余分に電気代を払ったという。
 Aneelによると電力盗用は各地域の社会経済的な現状と関係があり、23年の場合、ワースト1のアマゾナス・エネルジアとワースト2のLightだけで、ガット全体の被害の約3分の1にあたる32・8%を占めていたという。


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