体操女子が団体で銅メダル=レベッカはメダル数タイに

【既報関連】7月28日の予選を4位で通過して団体戦決勝に臨んだ体操女子チームが、最後の種目で順位を上げ、米国、イタリアに次ぐ3位となり、同種目ではブラジル初の銅メダルを獲得したと7月30日付G1サイトなど(1)(2)が報じた。
体操女子では初の団体戦でのメダル獲得を成し遂げたのは、レベッカ・アンドラーデ、フラヴィア・サライヴァ、ジャーデ・バルボーザ、ジュリア・ソアレス、ロアネ・オリヴェイラの5人だ。
この日は、平均台の練習中にフラヴィアがバーから落ち、顔面を床に打ち付けて右目の眉の上を切るというアクシデントで始まったが、フラヴィアは出血を抑えるための絆創膏を付けたまま、最後まで笑みをたたえて競技に参加した。
個人総合にも出るレベッカ(25)とフラヴィア(24)は4種目に参加。その他の枠は、平均台と床にジュリア(18)、跳馬にジャーデ(32)、段違い平行棒にロレネ(26)と、得意種目毎に割り振られた。
ブラジルは最初の段違い平行棒を終えた時点で4位だったが、平均台を終えた時点で6位となった。順位は床でも回復できず、最後の跳馬に至るまで、電光掲示板から目が離せず、計算機を手に移動する選手も出始めた。
この状況を覆し、銅メダルを手にできたのは、最後の跳馬でレベッカが15・100の高得点を出せたおかげで、総合得点は164・497となった。
全チームが4種目の演技を終えた後の成績発表では、予想通り、米国が1位。だが、イタリアに次ぐ3位には、中国、カナダ、英国を抜いたブラジルの名前が呼ばれた。
ブラジル初の団体戦でのメダルを獲得した5人の内、レベッカとフラヴィア、ジュリアの3人は1日午後以降、個人総合や種目別の決勝に臨む。7月30日付グローボ・エスポルテ(3)によれば、団体3位で五輪でのメダル取得数をバレーのフォファンや柔道のマイラ・アギアルと同じ3個としたレベッカには、ブラジル人女子のメダル数記録更新はおろか、男子選手2人が持つ5個の記録に並び、超える可能性も出ている。
7月30日は体操女子以外のメダルはなかったが、同日付アジェンシア・ブラジルなど(4)(5)(6)によると、ブラジルからは初出場の自転車BMXフリースタイルでグスターヴォ・バチスタ・デ・オリヴェイラ(21、通称バラ・ロカ)が8位で7月31日の決勝に進出。6位に入賞した。
7月30日付アジェンシア・ブラジルなど(7)(8)によると、卓球シングルスのウゴ・カルデラノは7月30日がセットカウント3対2、同31日は4対1と勝ち進み、1日の準々決勝で韓国のチャン・ウジンと対戦する。
7月30日付アジェンシア・ブラジル(9)によると、同日は水泳女子1500メートルでベアトリス・ディゾッチが3位という好成績を出し、ブラジル女子選手では同種目初の決勝進出を果たした。
7月31日は、カヌー女子スラロームC‐1の決勝が行われ、アナ・サチアが5位に入賞。トライアスロン男子のMヒダルゴは10位、女子のDアルノルドは20位に終わった。