イザキアスに待望のメダル=ビーチバレー女子では金

【既報関連】パリ五輪も残りわずかとなったが、9日はカヌーのイザキアス・ケイロスがカナディアンシングル(C1)1千メートルで待望のメダルを獲るなど、選手達の戦いが続いている。
イザキアスは相棒のジャッキー・ゴッドマンと共に8日のカナディアンペア500メートルに出場し、決勝まで進んだが、風などに妨げられて最下位に終わった(8日付グローボ・エスポルテ(1)参照)。この時点で体操のレベッカが更新した五輪でのメダル獲得数6個に並ぶ可能性がなくなった。
だが、C1―1千メートルでは、失意に終わった前日の記憶を振り払い、準決勝を経て決勝へ。500メートルの時点では5位まで順位を下げていたが、その後は猛烈なスパートをかけて前方の選手3人を抜き、1位とは3・44秒差で銀メダルを獲得した(9日付アジェンシア・ブラジルなど(2)(3)参照)。
これでイザキアスのメダル獲得数は5個となり、東京大会までの獲得数トップ選手2人と並んだ。
9日は8日の準決勝で豪州ペアを破ったアナ・パトリシア/ドゥーダ組が、決勝戦でもカナダのメリッサ/ブランディ組をセットカウント2対1で破り、金メダルを獲得した(8日付アジェンシア・ブラジルなど(4)(5)(6)参照)。
陸上400メートル障害のアリソン・ドス・サントスも、東京大会に次ぐ銅メダルを獲得した(9日付グローボ・エスポルテ(7)参照)。
オープンウォータースイミングは8日が女子、9日が男子で、女子のアナ・マルセラ・クーニャが健闘したが、4位に終わり、メダルを逃した(8日付グローボ・エスポルテなど(8)(9)参照)。
9日の新体操個人総合の決勝には、予選を8位で通過したバルバラ・ドミンゴスがブラジル選手としては初めて参加したが、メダルには届かず、10位に終わった。9日は新体操団体の決勝も行われたが、メダルが期待されていたブラジルチームは選手の1人がケガをして、決勝前の2戦目で高難度の技をこなしきれず、9位に終わり、決勝進出を逃した(8日付アジェンシア・ブラジルなど(10)(11)(12)(13)参照)。
レスリング女子57キロ級のジウリア・ペネルベルは8日の準々決勝でグアムの選手に敗れ、9日の敗者復活戦に出場。ドイツの選手に勝ち、3位決定戦に進んだが、中国の選手に敗れ、5位に終わった(8日付グローボ・エスポルテなど(14)(15)参照)。
テコンドーは、8日の試合で敗者復活戦を勝ち上がった68キロ以下級のエディヴァル・ポンテスが3位決定戦を制し、ブラジル勢にとってはこの日、唯一の銅メダルを獲得した(8日付アジェンシア・ブラジルなど(16)(17)参照)。
バレーボール女子は準決勝で米国と対戦。今大会で初めてセットを落とし、フルセットまで持ち込んだが、セットカウント3対2で敗れ、10日の3位決定戦に臨む(8日付アジェンシア・ブラジル(18)参照)。
8日はヨットの試合も行われたが、いずれの種目もメダルに届かず、1992年のバルセロナ大会以来となる、メダルなしで終わった(8日付グローボ・エスポルテ(19)参照)。