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熊本県人会=賑やかにビンゴ付き昼食会=100人超が日本食に舌鼓

2024年8月22日

ビンゴ付き昼食会の様子。宮原ジョルジ副会長が司会進行をした
ビンゴ付き昼食会の様子。宮原ジョルジ副会長が司会進行をした

 11日が「父の日」であることを記念して、ブラジル熊本県文化交流協会(寒野正留(さむのまさる)会長)は10日昼から、それを記念したビンゴ付き昼食会を同会館(Rua Guimaraes Passos, 142 – V. Mariana)で開催し、予想を上回る100人以上が来場した。昨年就任した同会長が、新機軸として今年初開催した。ブッフェ・ナイールによる日本食メニューが提供され、50レアルで食べ放題だった。
 寒野会長(84歳、2世、オリンピア出身)は「県人会員が以前のように集まらなくなってきた。県の垣根を超えて、誰でも寄れる昼食会にして、仲間を増やしたいという思いからこの企画を始めた」と説明した。
 午前中には県人会の月例理事会が行われ、7月の県連日本祭りの出店結果が発表され、黒字で終わったことが報告されたという。寒野会長は「母県から紅蘭亭代表取締役の葉山耕司さん自らが太平燕(たいぴいえん)を調理宣伝に来られ、持ってこられた商品は完売したと聞いたのでホッとしています」とのこと。
 当日は毎週木曜日に同会館で練習しているリズム体操のメンバー約30人が、「火の国よかばい音頭」「炭坑節」など3曲を披露した。リーダーの櫛山マリーナさん(63歳、2世)は「15年間ぐらいやっています。毎週木曜日午後1時半から3時半まで練習しています。誰でも参加できますので、どうぞご参加を」と呼びかけた。

来場者の根田(こんだ)美千子さんと伊藤四志子さん
来場者の根田(こんだ)美千子さんと伊藤四志子さん

 当日は10月の市議会選挙に向けて野村アウレリオ市議も駆けつけ、「(政治家の志を継いだので)父には特別な思い出がある。いつ誰が亡くなるか分からない。毎日が父の日、母の日だと思って大切にしたい」と述べた。
 サンパウロ市議に立候補する予定だという山口ニゼ氏も挨拶し、「保健行政に力を入れたい」と述べた。父山口テツオ氏は神奈川県出身で、三井物産のパラナ州カスカベル支社に15年間勤め、49歳で1981年に亡くなったという。ニゼ氏は「父はブラジルのことが大好きだった。マリンガに住んでいた時は、よく文協の活動に参加してカラオケや盆踊りをやっていた」と懐かしんだ。
 来場者は正午から午後5時ごろまで行われたビンゴやアトラクションを楽しんだ。ビンゴ付き昼食会は毎月第2土曜日開催。参加には予約が必要なので、同協会(電話11・98175・6785)まで連絡を。


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