サヴェリン氏=ブラジル史上最大の長者に=フェイスブック共同設立者

フェイスブックの共同設立者として知られるエドゥアルド・サヴェリン氏が、ブラジル史上最高額の長者になったと27日付G1サイト(1)が報じている。
27日に米国の経済誌フォーブスが発表したところによると、サヴェリン氏の資産は1559億レアルだったという。
同氏は2023年の資産が835億レアルだったが、フェイスブックを所有するメタ社の株価が2023年7月~2024年6月に76%上がったことで、メタが1兆ドル企業に成長。サヴェリン氏の資産もほぼ倍増した形となった。
これで、サヴェリン氏はブラジル人の長者番付の2位から1位となり、史上初めて1500億レアルを稼いだブラジル人となった。
サヴェリン氏は1982年にサンパウロ市で生まれたが、幼い頃、米国に移住した。ハーヴァード大学に在学中に知り合ったマーク・ザッカーバーグ氏と共にフェイスブックを立ち上げたのは2004年で、サヴェリン氏は初期段階で重要な投資を行っていた。
サヴェリン氏はその後、ザッカーバーグ氏と仲違いし、同社を離れている。そこまでのことは2010年に大ヒットした映画「ソーシャル・ネットワーク」で描かれており、サヴェリン氏の役は人気俳優のアンドリュー・ガーフィールドが演じている。
フォーブスの長者番付に初めて登場したのはフェイスブックの新規株式公開(IPO)後の2011年で、2012年に米国籍を放棄してからはシンガポールに拠点を移し、投資ファンド「Bキャピタル」を運営している。