市長・市議選=選挙放送が始まる=市長候補の持ち時間は?

8月30日より、テレビとラジオでの市長選や市議選の選挙放送が始まった。28日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)(3)が報じている。
選挙放送はブラジルの選挙では恒例のもので、投票日の少なくとも1カ月前から始まる。今回も10月3日まで、5週にわたって放送される。
放送時間帯はラジオが7時から7時10分、12時から12時10分で、テレビが13時から13時10分、20時30分から40分までの10分間となる。
また、それとは別に1日につき合計70分の候補者のテレビCMが流れる。こちらは30秒と60秒のヴァージョンで流される。
放送時間の長さは、候補たちが所属または連立する政党が持つ下院議員の数に比例して決められる。サンパウロ市市長選の場合、10分の放送枠は現職のリカルド・ヌーネス氏(民主運動・MDB)が6分30秒で圧倒的に多く、ギリェルエ・ボウロス氏(社会主義自由党・PSOL)が2分22秒、ジョゼ・ルイス・ダテナ氏(民主社会党・PSDB)が35秒、タバタ・アマラル氏(ブラジル社会党・PSB)が30秒となる。話題の候補パブロ・マルサル氏は、所属の労働刷新党(PRTB)に下議がおらず、持ち時間がない。
30日に放送されたものでは、ヌーネス氏は市長としての実績をアピールし、貧困層の住む周縁部の強化を誓った。ボウロス氏の放送では同氏の自宅にルーラ大統領夫妻が訪れる演出が見られた。