フォーリャ紙=最大右派政党はノーヴォ=ブラジルの政党左右傾向が判明

ブラジルの28政党の中で、最も右寄りの政党がノーヴォであることがわかった。ボルソナロ前大統領の自由党(PL)は2番目に右寄りで、ルーラ大統領の労働者党(PT)は5番目に左寄りだった。4日付フォーリャ紙(1)が報じている。
各政党の評価は、フォーリャ紙が独自に開発したGPSパルチダーリオという指標によって決められた。この指標は、2020~24年に行われた選挙で候補者が選挙高裁に申請した内容や、2023年から24年8月15日までの連邦議会での投票内容、24年市長選での連立の傾向などから算出された。
それによると、最も右寄りの政党はノーヴォとなった。同党はロメウ・ゼマ・ミナス・ジェライス州知事やマルセル・ヴァン・ハッテン下議の所属政党として知られている。
ボルソナロ前大統領が所属し、ボルソナロ派の大半が所属するPLは2番目に右寄りとなった。サンパウロ市市長選候補のパブロ・マルサル氏所属の労働刷新党(PRTB)が3番目となっている。
一方、最も左寄りは小政党の労働者社会連合党(PSTU)で、連邦議員はいない。2位も、小政党の人民連合(UP)。3位にはサンパウロ市長候補のギリェルメ・ボウロス氏の社会主義自由党(PSOL)が入り、PTが5位だ。
なお、最も中道とされる14位は、現職サンパウロ市市長のリカルド・ヌーネス氏やテメル元大統領らが所属する民主運動(MDB)だ。