ルーラ大統領=「神がカマラに勝利を」=米国大統領選を語る

10日、ルーラ大統領は11月に行われる米国での大統領選挙について、「神がカマラに勝たせたがっているようだ」と、カマラ・ハリス氏について語っていたことが明らかになった。同日付CNNブラジル(1)が報じている。
この発言は10日、ルーラ氏が下院の政党リーダーたちと行った会話の中で飛び出した。大統領はそこで、「米国の選挙で神はカマラに勝たせたがっている」と発言したとされている。
通常、大統領や首相は他国の選挙に関して自身の希望を公言できないことになっているが、主語を神にして大統領選について語ったことになる。
ルーラ大統領は左派ということもあり、伝統的にカマラ氏の民主党に近い立場だが、連邦政府は米国大統領選で民主党、共和党のどちらが勝とうが変わらない関係を続けるとの立場を取っている。
10日は現地時間の夜、現副大統領のカマラ氏と、前大統領で復帰を目指すドナルド・トランプ氏がテレビ討論会を行い、世界的に話題になった日でもあった。