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映画館無差別殺人の犯人=わずか25年間で仮釈放

2024年9月28日

事件当時のメイラ受刑者(Reproducao)
事件当時のメイラ受刑者(Reproducao)

 1999年当時、社会問題にも発展した、サンパウロ市のショッピングセンター映画館での無差別殺人の犯人マテウス・ダ・コスタ・メイラ受刑者が、裁判所判断で既に出所していることが明らかになった。26日付フォーリャ紙(1)が報じている。
 メイラ受刑者は1999年11月3日、サンパウロ市南部のショッピング・モルンビ内の映画館で映画「ファイトクラブ」を鑑賞中に抜け出してトイレに行き、携行していたマシンガンを取り出した後、館内に戻ると、映画を見ていた人たちに対して無差別に数十発を発射。3人を殺害、4人を負傷させた上、銃弾で映画館の壁などの器物も破損させた末、現行犯で逮捕された。
 同受刑者はバイア州サルバドール出身で、事件当時は24歳だった。当時はサンタカーザ医大の学生で、サンパウロ市内で一人暮らしをしていた。
 サンパウロ州地裁は2004年に120年と半年の実刑判決を出したが、刑期は3年後に48年9カ月に短縮された。
 メイラ受刑者はサルバドール市の精神病院内で服役していたが、保護治療病院への入院は例外的な措置で、同受刑者の場合は健康計画に関連付けたプライベートネットワークで院外治療を継続すべきとの判断を受け、仮釈放処分となった。
 院外治療を受けながらの仮釈放期間は1年間で、友人や家族、見知らぬ人と良好な関係を維持することや夜間は自宅で過ごすことが義務付けられる。判決内容は18日に公表された。
 担当弁護士を務めたヴィヴァルド・アマラル氏は、この件に関しては何もコメントしないとの意思表示を行っている。


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