シルヴェイラ氏に外出許可=モラエス判事が変更認める

最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事は7日、元下議のダニエル・シルヴェイラ受刑囚に対し、昼間の外出が許されるセミ・アベルトへの刑の変更を認めた。7日付CNNブラジル(1)が報じている。
シルヴェイラ氏は下議だった2021年2月に、最高裁判事の全員更迭や1968年に施行された軍事政権史上最も独裁制の強い軍政令第5号(AI5)の再適用などを擁護する動画を拡散し、現行犯逮捕された。
同氏の審理は2022年4月に最高裁で行われ、8年9カ月の実刑判決が言い渡された。同氏は2023年2月より、リオ市バングー刑務所で服役していた。
同氏の刑期は8年以上で、刑務所外には出られないもの(フェシャード)だったが、モラエス判事は7日、セミ・アベルトに切り替える許可を出した。
この判断は検察庁の意見書を受けたもので、その理由としては、服役中のシルヴェイラ氏の振る舞いがよく、精神鑑定の結果も問題なかった上、さらに良くなると判断されたことにある。また、判決時に科せられていた罰金24・71万レアルも支払い済みだという。
セミ・アベルトが認められれば、刑務所外で昼間働くことも可能となる。(2)