マラファイア氏「それでも政治リーダーか」=前大統領の市長選での態度に苦言

ボルソナロ前大統領の熱心な支持者として知られる福音派大物牧師のシラス・マラファイア氏が、全国市長選でのボルソナロ氏の態度に腹をたて、前大統領を批判する発言を行って注目された。
マラファイア氏は8日付フォーリャ紙(1)の取材で、ボルソナロ氏がサンパウロ市市長選で、支持を表明したリカルド・ヌーネス氏のキャンペーンに出てこなかったことを批判した。同氏はその背景にはボルソナロ派の市民がパブロ・マルサル氏を支持したことがあるとし、「選挙で負けそうだから恐れて出てこなかった。それでも政治リーダーか」と呆れた。
マラファイア氏はさらに、パラナ州クリチーバの市長選でも、所属の自由党(PL)の候補が出馬していたのに、ボルソナロ氏の熱心な支持者である他党の女性候補をボルソナロ氏が褒めて決選投票に残してしまったことも批判した。
「一番偉かったのはタルシジオ・デ・フレイタス・サンパウロ
州知事だ。彼はマスコミが何と言おうと、ヌーネス氏を見捨てず、決選投票まで導いたじゃないか」とマラファイア氏は主張している。
その後、この記事を読んだボルソナロ氏がマラファイア氏に連絡を入れ、なだめている。(2)
その一方で、ボルソナロ家の側近は、「マラファイア氏だって、リオ市長選でアレッシャンドレ・ラマジェン氏を推さなかった」と反論している。(3)