国内便利用者世界4位に=世界平均超の6・6%増

国際航空運送協会(IATA)が10月29日、今年の国内便利用者数は6・6%増え、世界ランキングが4位に上昇したと発表。ブラジルの国内便利用者数は全世界の国内線旅客数の1・2%を占めていると同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
観光省によると、ランキング上昇は国内線旅客数の回復を示しており、国内便市場は米国、中国、日本といった国々同様のペースで成長していることを示しているという。
同省によると、今年の国内市場は世界平均の5・6%を上回る6・6%増を記録している。IATAによると、1~7月の国内便利用者数は4400万人に達したという。
民間航空監督庁によると、9月の航空便利用者は約1千万人で、その80%が国内線を利用したという。
国内便利用者が急速に増えている理由の一つは、連邦政府が7月末に導入したVoa Brasilプログラムだ。
このプログラムは国立社会保障院(INSS)から年金を受け取っている退職者で、過去12カ月間に国内便を利用していない人が対象(所得水準は問わない)で、片道最大200レアルで航空券を購入できる。9月23日付アジェンシア・ブラジル(2)によれば、プログラム開始からの2カ月間で販売された航空券は国内68都市向けで1万400枚に上ったという。