CNBCブラジルが放送開始=国際的ビジネス専門チャンネル

国際的なビジネス・チャンネル「CNBC」が、17日よりブラジルでの放送を始める。4日付ヴェージャ誌(1)が報じている。
CNBCは、アメリカ三大ネットワーク局の一つ、NBCが1990年代に始めた経済ニュースに特化したチャンネルで、これまでも、日本などを含め、世界的な展開を行ってきている。
そのCNBCが本格的にブラジルに進出し、「タイムス・ブラジル/CNBC」という名称で放送を行うこととなった。放送開始日時は17日午後7時で、チャンネルはケーブル。Vivo系列なら187チャンネル、ClaroとSkyなら562チャンネルとなっている。
同社の企業規模は大きく、進出にあたり、サンパウロ市に構えた社屋は2千平米以上ある。報道には、世界各国にある25のニュースルーム、350以上のチャンネルが利用される予定だ。キャスターには、かつてのMTVの人気ホストで、グローボ局の看板番組「ファンタスチコ」でも司会を務めたゼッカ・カマルゴの他、カロル・バルセロス、クリスチアーネ・ペラーホなどが予定されている。
1日にはサンパウロ市のホテル「グランド・ハイアット」で開局祝いを行い、千人を超える招待客が集まった。来賓の中には、サンパウロ州出身閣僚のジェラルド・アルキミン副大統領やフェルナンド・ハダジ財相、タルシジオ・デ・フレイタス・サンパウロ州知事、ルイス・ロベルト・バローゾ最高裁長官の姿も見られた。(2)
同局会長のドウグラス・タヴォラーロ氏は祝宴の席上で、「我々の強みは国際的で、アクセスしやすく自由であることだ。我々はいかなる財政グループとも政治的ロビー活動を行う企業とも一切つながっていない。この独立こそが私たちの局に対する信頼の根元にあるのだ」と語っている。
CNBCは現時点でメーカー20社、協賛グループ八つ、支援グループ15と契約を結んでいる。
記念すべき最初の放送はG20会議の特集を予定しているという。