下院議長選=ブリット氏が出馬を断念=モッタ氏当選が決定的に

社会民主党(PSD)は13日、来年2月に行われる次期下院議長選における同党のアントニオ・ブリット氏の出馬取り下げを宣言した。これにより、ウゴ・モッタ氏(共和者・RP)の当選がほぼ決定的となった。同日付G1サイト(1)が報じている。
労働者党(PT)をはじめとする左派と、自由党(PL)をはじめとする右派の両勢力の支持を取り付けたことで、アルトゥール・リラ下院議長(進歩党・PP)の後任を巡る議長戦はすでに決定的になりかけていた。
ブリット氏はこれまで、最後まで出馬を諦めずに抵抗する姿勢を見せていた。だが、ブリット氏自身が勝つ見込みがないことを自覚し、党に辞退を申し入れた。ただ、PSDもすでに党役員会でブリット氏の出馬取り下げの方針を決め、PSDはモッタ氏の支持に回る意向を固めていたという。
他方、もう一人の候補だったエルマール・ナシメント下議(ウニオン)も正式に出馬取り下げを発表した。
これにより、モッタ氏は16党の支持を得たことになる。これは下議数にして429人分となる。一次投票での当選に必要な下議の数は257人だ。