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コーロル元大統領=最高裁でも判決覆らず=実刑年数維持されたまま

2024年11月19日

コーロル氏(Marcelo Camargo/Agencia Brasil)
コーロル氏(Marcelo Camargo/Agencia Brasil)

 最高裁は14日、フェルナンド・コーロル元大統領に対し、ラヴァ・ジャット作戦関連の贈収賄工作などの容疑で出ていた8年10カ月の実刑判決を維持した。14日付G1サイト(1)が報じている。
 今回の裁判は、2023年5月に最高裁が下した判断に対する抗告審だった。前回審理でコーロル氏は、ペトロブラスの子会社であるBRディストリブイドーラ社と契約企業の間に立ち、契約の口を利いた手数料として2990万レアルを受け取った嫌疑で、判事投票8対2で8年10カ月の実刑判決を受けていた。
 今回の審理はコーロル氏の弁護側からの抗告で行われたものだ。弁護側は判事達の刑期の数え間違いを指摘し、刑期短縮を求めている。
 報告官を務めたアレッシャンドレ・デ・モラエス判事は「いかなる理由をもってしても、刑期を短縮するものにはならない」として、前回の判決通りの年数を求め、それにエジソン・ファキン、ルイス・フクス、カルメン・ルシア、フラヴィオ・ジノの各判事とルイス・ロベルト・バローゾ長官が賛同した。
 一方、アンドレ・メンドンサ判事は4年に短縮することを提案。ジルマール・メンデス、ジアス・トフォリ、カシオ・ヌーネス・マルケス判事も減刑を支持したが、4票のみで終わり、6対4で前回裁判での刑期が維持された。クリスチアーノ・ザニン判事は投票に参加しなかった。
 弁護側は今週にも上告を試みる予定だが、これが却下されると判決を覆すことは不可能となる。(2)


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