アルゼンチン=1月8日事件で逮捕者=同国内逃亡者で3人目

【既報関連】23年1月8日に起きた三権中枢施設襲撃事件で有罪判決を受けた後、アルゼンチンに逃亡したブラジル人61人に対する逮捕命令後、同国内では3人目となる逮捕者が出たと19日付G1サイト(1)が報じた。 アルゼンチンに逃亡したブラジル人63人に対する強制送還要請は10月17日にアルゼンチン当局に送られ、11月14日に同国司法当局が61人について逮捕命令を出した。
その後、14日と15日に各1人の逮捕者が出ていたが、18日にサンパウロ州ソロカバ在住のモトボーイ、ウエリントン・ルイス・フィルミノ逃亡者が、アルゼンチンで身柄を拘束されたとSNSに投稿。G1サイトが19日に確認したという。
フィルミノ逃亡者は三権中枢施設襲撃事件に参加した上、一般人はアクセスが禁じられている連邦議会の塔の上から撮影した動画をSNSに投稿した人物だ。
同逃亡者のSNSにはこの動画以外にも、ボルソナロ前大統領と一緒に映った写真や、23年1月9日に軍警によって解体されたソロカバ市内の反民主行動参加者のキャンプ内で撮影した写真なども投稿されていた。
同逃亡者は17年間の有罪判決を受けており、アルゼンチンの刑務所に一旦収容された後、ブラジルに強制送還され、ブラジル国内の刑務所で服役することになる。