ブラックフライデー=パンデミック前の水準の高売上=13カ月給一部支払の影響か

今年のブラックフライデーの売上は前年より大幅に増え、パンデミック前の水準を超えたと11月30日付CNNブラジル(1)が報じている。
ブラックフライデーは、近年のブラジルの小売市場における目玉シーズンの一つだ。クレジット企業シエロによると、11月29日のブラックフライデーでの売上は堅調で、店頭販売は前年比で17・1%伸び、オンラインでは8・9%成長したという。
「ブラックフライデーの売上がパンデミック前の水準以上となったのは今回が初めてだ。2019年と比較しても、15・2%上回っている」と、シセロ技術商談担当副社長のカルロス・アルヴェス氏は語っている。
同副社長はこの要因を、「11月29日に13カ月給の最初の支払いが行われたことが大きかっただろう。同じことが最後に起きたのは2019年だった」と分析している。
部門別では、薬品(21・7%増)、衣類(18・2%増)、食品(17・0%増)の伸びが目立っていたという。