site.title

健康体操が日系福祉4団体に寄付=中平さん分含め計3万2600レ

2024年12月17日

4団体に寄付した健康体操の皆さん
4団体に寄付した健康体操の皆さん

 今年もブラジル健康体操協会(川添敏江会長)が会員から募った寄付金と中平マリコさんの寄付合計3万2600レアルを、いこいのその、子どもの園、希望の家、あけぼのホーム(サンパウロ日伯援護協会)の4団体にそれぞれ8150レアルずつ寄贈することになり、その贈呈式が11日午後2時から文協1階サロンで行われた。その場で、中平マリコさんが25年7月頃に久々に来伯する予定であることが公表された。
 支部数は75支部グループもあり、会員数は延べ1300人を数える。全員に呼びかけたところ、870人から計2万6千レアルの寄付金が集まった。それに加え、同協会ツアーが今年訪日した際、東京で中平マリコさんに会い、トランク2ケース分の衣装をもらい、それを会員に売ったら6600レアルになり、合計すると前記の金額になった。
 川添会長は「大きな金額ではありませんが、全員からの気持ちです」と前置きして、それぞれの代表に渡した。加えて「今朝も中平さんとメールのやり取りをし、寄付日がちょうど中平さんのお母さんの月命日だから、『お母さんがそうなるように仕向けてくれたのかも』と中平さんが書いてきた」という。
 中平さんと東京で会った時、「25年7月にアルバレス・マッシャード招魂祭でショーをすること計画しているのよ」としゃべっていたことを明かし、「中平さんの体の調子が回復することを皆で祈っています」と締めくくった。
 寄付を受け取ったいこいのそのの本田イズム会長は「リベイロン・ピーレスのブラジル人女性からテレビ1台を寄付したいと相談の電話を受けたので『もちろんOK』と答えると、『友達にも呼びかける』と言ってもらえ、実際に行ってみたらトラック1台分集まっていて驚いた。それが健康体操をしているブラジル人女性だった」との善意の逸話を明かした。
 さらに本田会長は「サコロン・サウーデの中田ネルソン社長などは本当にボランティア精神が厚く、毎年1月1日には本人がいこいのそのまで刺身持参で来てくれ、その場で切ってお爺さん、お婆さんに食べさせてくれている。今日の寄付金もしかり、そのような厚意に我々は日々助けてもらっている」と感謝した。
 加えて、こどものそのの小田セルジオ理事長、希望の家の奥原ネルソン評議員、あけぼのホームの渋谷シゲミ・ウイリアム氏もそれぞれに感謝の言葉を述べた。


■本紙よりお知らせ■日本語印刷版は続くので安心して購読の継続を前の記事 ■本紙よりお知らせ■日本語印刷版は続くので安心して購読の継続を福島県人会が忘年敬老会開催=懐かしい昭和振り返るクイズも次の記事福島県人会が忘年敬老会開催=懐かしい昭和振り返るクイズも
Loading...