10月会計、訪日交流など報告=援協11月定例役員会

サンパウロ日伯援護協会(援協、税田パウロ清七会長)の11月定例役員会が、28日午前9時半からサンパウロ市リベルダーデ区にある援協4階会議室とオンラインで開かれた。
10月分会計報告は、261万4794レアルの赤字(日伯友好病院は別会計)。事務局報告では、10月の部門別寄付が24件で7万7387・37レアル、物品寄付が35件だった。
議題では、10月26日の援協及び日伯福祉援協の定期評議員会と、11月22日の地区委員総会について、それぞれ報告が行われた。
各委員会報告では、10月の会員総数が4941人(正会員316人、賛助会員4625人)で、会費総額は4万3736レアルだった。
各施設報告では、10月の巡回診療が5日のイタケーラ(受診数20人)、19日の瑞穂(みずほ)植民地(19人)、20日のアチバイア(24人)でそれぞれ実施されたことが報告された。
イタペチニンガ病院の森エリオ運営委員長は今年10月、イタペチニンガ市長とともに韓国を経て訪日。韓国では環境関連で同市が表彰されたほか、日本ではサッカーJリーグ加盟の「セレッソ大阪」と同市が提携したことにより、今後、相互交流を行っていくという。
また、スザノ・イペランジアホームの中田和夫運営委員長も10月に同園と姉妹提携を結んでいる山形県川西町を訪問。川西町が2025年に町制70周年を迎えることから、援協への記念式典出席の依頼を受けたそうだ。さらに、サンタ・カタリーナ州ジョインビレ市で花卉(かき)生産を行っている「Hemero」園からイペランジアホームにダリアの球根寄付の依頼があったとし、今後同園からユリの花の寄贈も行われるなど交流を深めていく考えだ。
援協傘下病院の10月の診察数は、日伯友好病院=5万3831件、サンミゲル・アルカンジョ病院=5687件、イタペチニンガ病院=2万1043件。
福祉部の10月の訪問内訳は531人(男性77人、女性454人)で、月間受付延べ数は1568人だった。
各施設の10月現在の入居者数は次のとおり。
あけぼのホーム=43人。イペランジアホーム=30人。サントス厚生ホーム=52人。さくらホーム=22人。