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ハダジ財相=「PIX決済は非課税」=AI使った虚報打消す

2025年1月11日

新税創設などに関する虚報を打ち消し、虚報の作成・流布を批判するハダジ財相(© Fabio Rodrigues-Pozzebom/ Agência Brasil)
新税創設などに関する虚報を打ち消し、虚報の作成・流布を批判するハダジ財相(© Fabio Rodrigues-Pozzebom/ Agência Brasil)

 【既報関連】Metaが第三者による投稿内容の正確性検証のためのファクトチェックを終了すると発表した直後、人工知能(AI)を利用して加工したハダジ財相のビデオが流れ、財相自身がその内容を打ち消す必要に駆られる事態が発生した。
 9日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)(3)によると、AIを使って作られたビデオは「ハダジ氏が2025年の予算計画について語る」というタイトルのユーチューブのリンクも添えて投稿され、ペットや出産前ケアへの課税やPIX決済への課税など、財務省や連邦政府が関与していない新税創設が語られていたという。
 これを受け、ハダジ財相は9日、「Pixへの税金は嘘。ドルを買う人への課税も嘘だし、ペットを飼っている人に税金がかかるというのも嘘。注意して下さい。虚報(フェイクニュース)が出回っています」「虚報は公の議論や政治、民主主義を害し、人々に不安感を与える」と訴え、批判するビデオを流した。
 また、その数時間前には総弁護庁(AGU)が、フェイスブックに対し、24時間以内に問題のビデオを削除するよう求めている。また、10日付アジェンシア・ブラジル(4)によると、ファクトチェックに関する説明も72時間という制限をつけて要請している。
 ファクトチェック終了とのMetaの発表は虚報の増加やそれに伴う混乱などへの懸念拡大や、早急な対策の必要性を高めた。連邦政府は10日、関係閣僚を集めた緊急会合も開いている(10日付G1サイト(5)参照)。


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