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豚肉輸出量が10%増で最高記録=金額も30億米ドルの大台を初突破

2025年1月14日

豚肉輸出が好調(Foto: Divulgação ABPA)
豚肉輸出が好調(Foto: Divulgação ABPA)

 ブラジル動物タンパク質協会(ABPA)の報告によると、2024年のブラジル産豚肉輸出は、量が前年比で10%増の135万2000トン、金額は前年比で7・6%増の30億3300万米ドルとなり、共に過去最高を記録した。7日付グローボ・ルラルなど(1)(2)が報じた。
 豚肉輸出はアジア市場を中心に大きく拡大した。24年はフィリピンが最大の輸入国となり、輸入量は、前年比で101・8%増の25万4300トンに達した。以下、中国24万1千トン(38%減)、チリ11万3千トン(29・1%増)、香港10万6900トン(15・5%減)、日本9万3400トン(131・6%増)、シンガポール7万9100トン(23%増)、ベトナム5万2500トン(9・7%増)、ウルグアイ4万6600トン(5・2%減)、メキシコ4万2800トン(49・9%増)と続いた。
 また、12月単月の輸出量は10万9500トンで、前年同月比で1・3%減少したが、収益は11・6%増加した。これは、輸出単価の上昇や市場毎の収益構造の改善によるものと考えられる。特に、価格が安定しているフィリピン市場や、価格が上昇した他のアジア諸国向けの輸出が、収益の増加を牽引した。
 州別供給量最多はサンタカタリーナ州で、前年比で10・1%増の73万700トンを記録。以下、リオ・グランデ・ド・スル州28万9900トン、パラナ州18万5500トン、マット・グロッソ州3万7千トン、マット・グロッソ・ド・スル州2万9200トンと続く。
 ABPAのリカルド・サンチン会長は2025年の展望について、「輸出能力が大幅に向上し、収益や月間平均出荷量も増えている。アジアや米州を中心とする国々の需要が引き続き堅調であることから、今後も良好な成果が期待できる」と述べている。


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