BRICSに新加入国=パートナー資格で8カ国

ブラジルが議長国を務める中、BRICSが新たなパートナー国として8カ国の加入を認めると発表したと17日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じた。
加入が発表されたのは、ベラルーシ、ボリビア、カザフスタン、キューバ、マレーシア、タイ、ウガンダ、ウズベキスタンの8カ国で、いずれもパートナー国として加入する。
パートナー国というカテゴリーの創設は、グループ拡大を望むBRICS諸国の首脳達が、昨年のロシアでの会議で決めた。
グループ拡大に向けた交渉は南アフリカで開催された23年の首脳会議で始まり、エジプト、エチオピア、イランを含む6カ国の参加が承認された。アルゼンチンもこのリストに含まれていたが、ハビエル・ミレイ大統領の就任後、グループから脱退した。
ブラジルの議長国としての任期は1月1日に始まり、1年間続く。ルーラ政権では任期中の優先事項として、新たな決済手段の開発とそれを通じたグループ諸国間の貿易と投資の促進、人工知能の包括的かつ責任あるガバナンス、気候変動に対処するための資金調達構造の改善、公衆衛生に重点を置いた南半球諸国間の協力プロジェクトの奨励、ブロックの制度的強化の五つを挙げている。
なお、今年は11月にパラー州ベレンで国連の気候変動会議(COP30)を主催するため、BRICS関連の活動は年の前半に集中させる意向だ。