ネイマール=アル・ヒラルと契約解除=古巣サントス復帰へ前進

27日、ネイマールが所属するサウジアラビアのアル・ヒラルが契約解除を発表。希望する古巣サントスへの復帰に向け、一歩前進した。
アル・ヒラルとの契約解除は代理人である父親が数週間前から交渉を行っていたが、27日にようやく決着がついた。
ネイマールは2023年に6500万ドルの巨額契約をアル・ヒラルと行ったが、2023年10月のW杯南米予選で故障し、ほぼ1年間出場できなかった。アル・・ヒラルでの成績は、故障前5試合、復帰後2試合の7試合のみで、1得点、2アシストを上げたに過ぎず、契約金の未払い分は放棄することになった。
これでネイマールは、かねてから噂されていた古巣サントスへの復帰が濃厚となった。サントスはネイマールがサッカー人生を始めたクラブで、2009年に17歳新人での得点記録を更新。2011年の南米一もサントスで決めている。2013年にバルセロナに移籍するまで、国内サッカー界をサントスで牽引してきた。
また、サントス側としても、2022年12月にチームの伝説だったペレが逝去し、2024年には屈辱の全国選手権2部落ちを経験。1部復帰した今年は、チームの復興をかけ、ネイマールにペレのつけていた背番号10を継承させることで弾みをつけたいと考えているともいわれている。
ネイマール側も、32歳という年齢と故障を抱える中、地元に戻っての活躍で自身四度目となるW杯出場に備えたい意向も強いという。(1)