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広瀬会長が2期目続投=コチア青年連絡協議会総会=9月に70周年記念式典開催

2025年2月12日

総会の様子
総会の様子

 コチア青年連絡協議会(広瀬哲洋会長)の2025年度定期総会が、1月25日午前10時(第2次招集)からサンパウロ市リベルダーデ区の熟年クラブ連合会サロンで開かれ、会員ら約30人が出席した。役員改選では、昨年の総会で健康上の理由で辞任した前田進前会長から引き継いで会長に就任していた広瀬氏の2期目続投が決定した。
 総会では先亡者への黙とう後に議題を進行。24年度事業報告では、5月、6月、9月、11月の国士舘大学スポーツセンター内「コチア青年の広場」清掃活動、7月の文協国士舘桜祭り、9月初旬から行われている2世たちによる「コチア青年移民70周年記念祭」実行委員会オンライン会議、9月の慰霊祭および長寿祝賀会の開催などが発表された。
 24年度会計報告では、収入15万1158・56レアル、支出10万4646・82レで、4万6511・74レを次年度繰越金とすることで、それぞれ承認された。
 25年度事業計画案では、7月の文協国士舘桜祭り、9月14日の70周年記念式典、11月の忘年会を予定。その他、原則月1回のコチア青年広場清掃作業と年4回(1月、4月、7月11月)の会報発行が提案された。
 25年度予算案は39万9511・74レ。そのうち18万レが70周年記念式典費用として計上され、それぞれ承認された。
 質疑応答では、毎年行われている慰霊祭および長寿祝賀会が25年度事業計画案に入っていないことが会員から指摘され、広瀬会長が9月の70周年記念式典の中で長寿祝賀会を行うことを説明。これに対して式典と長寿会を分けて開催する案も出されたが、挙手による多数決の結果、式典内で実施されることが決定した。
 また、「コチア青年の広場」の清掃活動を中心になって行っているサンパウロ州ヴァルゼン・グランデ・パウリスタ在住の西川忠雄氏の要望書を中沢宏一氏が代読。同広場にある日本庭園と茶室、下元健吉氏の胸像などをまとめて保管できる会館建設の必要性が説かれた。中沢氏自身も「(広場では)毎月掃除に参加してもトイレがない」とし、サンパウロ市ピニェイロス区の事務所売却金で会館建設費を負担するなど、「1世最後となる70周年を機会に西川さんの長年の意図を汲んで決議していただきたい」と述べた。
 広瀬会長は、「コチア青年の広場」がブラジル日本文化福祉協会(文協)の土地であることから、文協側との交渉と、会館建設が実現しても完成後5年間はコチア青年連絡協議会で管理する必要性があるとし、今後の話し合いの上で検討していく考えを示した。
 そのほか、コチア青年関係者全員への連絡網として専用のワッツアップグループを作成する意見も出され、「(高齢化している)1世会員の8割は使用が困難」(広瀬会長)としつつも日ポ両語で進めていくという。
 役員改選では、広瀬氏を会長とする単一シャッパが読み上げられ、同会長の2期目続投が決定した。
 新役員は次の通り(敬称略)。
 会長=広瀬哲洋。副会長=本多泉美、文岡セルジオ、中根瑞穂、管野ルシア、山下ルイス。書記=中沢宏一、白旗諒子。会計=杓田美代子、白旗信(まこと)。監査=門脇孝一、羽鳥慎一、島村あや。監査補=鈴木キクオ。
 ミナス・ジェライス州サンゴタルドから参加した佐藤公三さん(77、秋田県出身)は「健康に気をつけて、9月の(70周年)記念式典には出来る限り出席したいですね」と話していた。


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