リラ前下院議長=18歳息子が市政スタッフに=亡き祖父が市長だった市で

前下院議長のアルトゥール・リラ氏(進歩党・PP)の18歳の息子がアラゴアス州内の市の役職に就任し、話題を呼んでいる。11日付UOLサイト(1)が報じている。
リラ議長の息子のアルヴァロ・リラさんは今月3日付で州都マセイオの都市圏のバーラ・デ・サンミゲルの市政スタッフに任命され、既に勤め始めている。月給は8千レアルで、その年齢では破格の収入となる。
アルヴァロ氏はルイス・エンリケ・アルヴェス・フィーリョ市長(PP)の執務室で働くことになるが、同市の市長は元々、リラ氏の父親のビウ・デ・リラ氏(PP)で、2024年の市長選で82歳の高齢ながら当選を果たしていた。
だが、今年1月にビウ・デ・リラ氏が癌で急死。アルヴェス氏が副市長から市長に昇格していた。
アルヴァロ氏はビウ・デ・リラ氏の昨年の選挙キャンペーンに本格的に参加しており、「祖父がどんな公約を立て、市長として何をやろうとしていたかを見てきた」と、仕事への抱負を語っている。
今回のアルヴァロ氏のような縁故関係による市政参加には法的な問題はない。