神戸=西本和生USP教授が講演会=深海資源開発でブラジルに恩返し
NPO法人関西ブラジル人コミュニティ(CBK)は、サンパウロ大学教授として日伯両国の学術分野で長年活躍し、5日に日本国外務大臣表彰を受賞した西本和生教授を招待して、「私の移民人生」をテーマに特別講演会を開催する。4月18日15時から、会場は海外移住と文化の交流センター(神戸市中央区山本通3丁目19番8号)。参加費無料。定員は30人。先着順で定員に達し次第に締切る。
西本氏は1954年に三重県四日市市で生まれ、9歳だった1964年6月に家族とともにブラジルへ移住した。サンパウロ大学工学部を卒業後、留学生として再び日本の土を踏み、1985年には東京大学大学院にて船舶海洋工学の博士号を取得した。1986年からはサンパウロ大学船舶海洋工学科にて教壇に立ち、研究と後進の育成に尽力してきた。
幼少期の移住から、日本とブラジルという二つの国で培った学問の道、そして現在に至るまでの歩みを、当時の貴重な写真とともに振り返る予定。特に、自身を温かく迎え入れてくれたブラジルという国に対し、専門である「深海資源開発」を通じてどのように恩返しをしていきたいか、その情熱に満ちた想いを語ってもらう。
外務大臣表彰の際、西本氏は「9歳の時に渡伯し、35年間USPで教えてきた。母から教わった一期一会の精神で、研究中も授業中も、誠心誠意尽くしてきた成果がこの受賞に繋がったのだと思う」と喜び、「今思えば、赤道祭とか運動会とか、子どもにとっての移民船は遊園地みたいなものだった。そんな体験が、私を船舶海洋学に導いたのかも」と語っていた。
先日、訪日した際に、小学校時代の友人らと同窓会をし、「別れの記念に写真を撮ったのと同じ場所で、60年後にみんなと撮った。とても感慨深かった」とも語っていた。そのような話が講演会では聞けそうだ。
当日は質疑応答の時間も設けられ、西本教授と直接対話できる貴重な機会だ。CBKでは「専門的な知見だけでなく、一人の移住者としての人生哲学に触れられる内容となっておりますので、ぜひお気軽にご参加を」と呼びかけている。
申し込みは専用フォーム(docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScoSEasRSqsFNBprlkzvitlHaD96cq3etVKLTjhtO3DKClCig/viewform)から。詳細はCBK事務局(電話:078・222・5350、メール:kobecbk@gmail.com)まで。








