《記者コラム》日系農家のブラジル社会への大貢献=サンパウロ州農産物価格の30%を占めた戦後=中野順夫論文から食の歴史振り返る
日本移民によるブラジルへの最大の貢献は何か
日伯外交関係130周年に当たり、「日本移民によるブラジル社会への最大の貢献」は何だったかと考えてみると、やはり「農業」だろう。
豊富な水と土地、気候が揃っており、スーパーや露天市にはあらゆる種類の野菜や果物が所狭しと並んでいる。これら野菜や果物の中でも日本種の大根やキューリ、ナス、柿やリンゴ、長芋などをブラジルに導入したのは日本移民と言われ、既存種の品種改良では数えきれないと言われる。5大組合を組織して生産と流通の両面で戦後を中心に大活躍した。
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