カカウ・ショー=サンパウロ州に巨大な遊園地を建設=700万平米に20億レ投資

チョコレート大手のカカウ・ショーが20億レアルを投じて、サンパウロ州に巨大なテーマパークを建設する意向であることが明らかになった。15日付G1サイト(1)(2)などが報じている。
カカウ・ショーは2012年に閉園したサンパウロ市の伝統的な遊園地プレイセンターを買収し、昨年、小規模ながらサンパウロ市内に遊園地を建設。これが同年の同社の収益を16・5%押し上げた。
カカウ・ショー創業者のアレー・コスタ氏は、サンパウロ市から100キロ離れたサンパウロ州イトゥに「カカウ・パーク」というテーマパークを20億レアルかけて建設する意思があることを明らかにした。
同氏によると、カカウ・パークは米国のチョコレート大手ハーシーがペンシルヴァニア州で運営する「ハーシー・パーク」を意識したもので、サンタカタリーナ州にある国内最大規模のテーマパーク「ベット・カレーロ・ワールド」を上回る700万平米の敷地に100のアトラクションを備える他、ラ米最大級のローラーコースターにホテル、ショッピング・エリアを設け、2800人の雇用を創出したいとしている。
同社では3年をめどに完成させる意向で、既に、3Dで作成したカカウ・パークのプレゼンテーション動画も公開している。