イギリス人女性ジャーナリスト=捜索願から10日後に発見=家族から身を避けるため?

ブラジルに滞在中のイギリス人のジャーナリストが今月8日から行方不明になり、リオ市とサンパウロ市で捜索が行われていたが、27日に所在が確認された。
シャーロット・アリス・ピートさん(32歳)は今月8日に友人と連絡を取った後、家族とも連絡を取らない状態になり、17日に失踪届が出された。
届を出したのはシャーロットさんと2年前に知り合ったリオ市在住の女性で、8日にシャーロットさんから「現在はサンパウロ市に住んでるの。これからリオに行くけど、良い宿泊場所はないかしら」とのメッセージを受けたという。
良い宿泊場所を思いつかなかった女性は、「今回は手伝えないわ」と返信しただけで終わったが、後日、シャーロットさんの家族から彼女との連絡がつかなくなったとの連絡を受けたため、17日にリオ市警に失踪届を出しただが、最後に所在が確認された(本人が言及した)のが、サンパウロ市だったため、同件はサンパウロ市市警に回された。
シャーロットさんは中東のアル・ジャジーラやイギリスのデイリーメール、イブニング・スタンダードなどの有名メディアに執筆、フリーランスのジャーナリストで、得意のポルトガル語を生かし、2年前からブラジル特派員として生活していた。その後、一旦、ロンドンに戻って、家族と一緒に暮らしていたが、昨年11月に再来伯し、サンパウロ市で暮らしていたという。
26日付G1サイトによると、サンパウロ市市警の捜査チームは、シャーロットさんがサンパウロ市チエテのバス・ターミナルから長距離バスに乗ってリオ市に行き、市内のホテルに泊まったことを確認。27日にはリオ市警が、リオ市内のホステルに滞在していたシャーロットさんを発見したと発表した。リオ市警によると、シャーロットさんは家族と連絡を取るのを避けるために意図的に身を隠していたもので、危険に晒されていることを示す兆候はないという。(1)(2)(3)