リオのカーニバル＝65億レの経済効果＝160カ国の観光客

　リオ州観光局が6日、今年のカーニバルには800万人以上が参加し、州全体ではリオ市での50億レを含む65億レの経済効果があったと発表したと同日付アジェンシア・ブラジル（1）が報じた。
　それによると、今年のカーニバルには昨年を上回る160カ国からの観光客が参加し、ホテルの稼働率も98・6％で過去最高を記録した。人の動きは全州に及び、内陸部でも87％という歴史的な稼働率を達成したという。
　治安部門も同様に好結果を残した。保安局によると、リオ市内で起きた歩行者を狙った窃盗事件が昨年より64％減った他、凶悪な殺人事件が9％、路上強盗が25％、車両盗難が33％減少した。
　軍警が503人を現行犯逮捕した他、逮捕令状が出ていた犯罪者69人と顔認証システムによって特定された犯罪者10人も逮捕された。
　軍警司令官のマルセロ・デ・メネゼス大佐は、大規模なテクノロジーの活用と軍警や市警の路上での活躍の成果だと強調している。
　消防は、海上救助が556件、森林火災の消火活動が1165件あったと報告した。タルシゾ・サレス司令官は、森林火災は昨年同期比で360％増で、異例だったとしている。
　交通安全局によると、交通違反で停止させられた運転手5629人中、985人は飲酒運転で、2366人がそれ以外の違反行為で各々、罰金を科されたという。
　州保健局によると、リオ市での救急車両（SAMU）による対応件数は3107件で昨年より19・2％増えたが、州立救急診療所（UPA）での対応件数は13％減の3万3008件だった。