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人気女優=米国航空機で座席変更強要=「ダウングレード」が話題に

2025年3月13日

SNSで抗議するイングリッド(Reproducao)
SNSで抗議するイングリッド(Reproducao)

 ブラジルの人気女優が米国のアメリカン航空で座席の格下げ(ダウングレード)を命じられ、問題となっている。11日付G1サイト(1)などが報じている。
 イングリッド・ギマリャンエス(52歳)は映画主演作を多く持ち、ブラジルを代表するコメディ女優だが、7日にニューヨーク発リオ行きのアメリカン航空に乗っていたところ、突然、プレミアム・エコノミーの座席からエコノミーへの移動を命じられた。
 彼女が乗務員に理由を尋ねると、「ビジネスクラスの椅子に問題が生じたため、そこに座るはずだった乗客をプレミアム・エコノミーに移さなければならなくなり、その結果、あなたが選ばれた」という。
 イングリッドは納得がいかず、拒否していると、「二度とアメリカン航空には乗れなくなる」と脅した。また、2人目の乗務員が現れ、さらにポルトガル語を話す3人目の乗務員も現れた。
 同乗していたイングリッドの家族は英語で反論。イングリッドによると、航空会社は次回の航空券に300ドルの割引を与えることも提案したが、彼女はこの状況は「不当だ」と抗議を続け、座席に止まり続けた。
 だが、脅しは続き、「座席変更を拒否する乗客がいて、離陸が遅れている」「この乗客のため、全員、飛行機を降りなくてはならない」というアナウンスまで起きたため、イングリッドは座席変更を余儀なくされた。
 彼女が帰国後にこれをSNSで報告したため、問題となった。これを聞いたアメリカン航空も、謝罪声明を出した。
 イングリッドの件により、「ダウングレード」のシステムに注目が集まっている。専門家たちによると、緊急の事態が発生した場合、航空会社が乗客にクラスの低い席への変更を求めることは法的に認められているとという。だが、ダウングレードは航空会社と乗客の合意の下で行うのが通例で、今回のように「席を代わらなければ飛ばない」と脅すような行為は問題だとする見方がある。


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