大学ランキング=ブラジル勢が歯学で高水準=USPが多数の部門で上位に

ブラジルの大学が、歯学、石油工学で国際的に高水準であることが明らかになった。12日付G1サイト(1)が報じている。
これは12日に発表された、大学の国際的格付けとして知られる「QS世界大学ランキング」の2025年度版で明らかになった。
それによると、歯学部のランキングでは、サンパウロ総合大学(USP)が13位、カンピーナス州立大学(Unicamp)が20位、パウリスタ州立大学(Unesp)が39位となった。
また、石油工学では、USPが9位、リオ連邦大学(UFRJ)が40位にランクされた。
今回はUSPの健闘が目立ち、人類学(25位)、考古学(43位)、芸術史(21〜50位のいずれか)、鉱物工学(33位)、政治学(50位)、体育(39位)、看護学(47位)が、50位以内に入った。
QSの副会長のベン・ソウター氏は、「ブラジルは、USPのように高いレベルを維持している教育機関により、中南米地域のリーダーとしての地位を保った。今回はアジアの大学の台頭が目立った中、ブラジルの大学はランクを保った」と評している。
QSは、1700以上の大学のプログラム2・1千件以上を、「学術的評判」「雇用主の間での評判」「研究の被引用数」「学術的生産性」「国際機関との対話」という基準で総合的に評価・分析したものだ。