サンパウロ市ピニェイロス=バスターミナルで爆弾騒ぎ=爆発起きるも負傷者はなし

12日朝、サンパウロ市西部ピニェイロスのバス・ターミナルで自家製爆弾が爆発して、一時、立ち入りが禁止となった。同日付G1サイト(1)が報じている。
爆発物は置き去りにされた袋の中に入っていたもので、ひとりでに爆発が起こった。
防犯カメラは、ある男性が、爆発物が入った袋を路線番号209P―10(カショエイラ〜ピニェイロス・ターミナル)の列に置いていく姿を捉えている。
同ターミナルを運営するSPテルミナイス・ノロエステによると、「爆発規模は小さなもので、幸いにして誰にも危害は及ばなかった」という。ピニェイロスは市内でも有数の大きなターミナルだ。
軍警が呼ばれたのは午前6時20分頃で、爆発が起きたエリアを立ち入り禁止にした。特殊戦術行動グループ(Gate)はもう一つあった袋に入った爆発物も、X線にかけた上で解体した。立ち入り禁止措置は、ターミナル内の不審物を徹底的に探す作業と爆発物処理後の清掃作業の後、午前9時台に解放された。
軍警によると、今回の事件には少なくとも2人が関与した疑いがあるというが、容疑者の特定や動機の解明はこれからだ。