CPTM=26日に5路線でスト=3線の民営化入札に抗議

サンパウロ州都電(CPTM)の労働者達が20日、CPTM3線を民営化するための入札を阻止するためのストと抗議集会を行うことを決めたと21日付UOLサイトなど(1)(2)(3)(4)が報じた。
サンパウロ州のタルシジオ・デ・フレイタス知事はCPTMの11号線(コラル)、12号線(サフィラ)、13号線(ジャデ)の民営化に向け、25年間のコンセッション契約を結ぶための入札を行う。
州政府はこの入札で143億レの投資を見込んでいるが、鉄道労働者らは民営化による事業の質の低下などを懸念し、20日夜の集会で、26日0時から無期限ストに入ることと交渉のための委員会を結成すること、25日9時から証券取引所(B3)前で抗議集会を開催することを決めた。
26日のストは、前述の3線と7号線(ルビ)、10号線(トゥルケーザ)の5線で行われ、タルシジオ知事が入札中止という文書を出すまで続けるという。また、このストが原因で解雇者が出た場合も、ストを継続する意向だ。
競売にかけられる3路線が運行する地域には460万人以上が住んでいる。これら3線はサンパウロ市中央部と市東部、モジ・ダス・クルーゼス、スザノ、グアルーリョスなどの諸市を結んでいる。
州投資パートナーシップ局によると、入札には、大手鉄道事業者の他、三つのグループが参加を検討しているという。